Sponsord Link
マンションにかかる固定資産税
結婚・出産などを機に、新築のマンションの購入を検討している方も多いと聞きます。
マンションの返済ローン計画、つまり収入と支出のバランスを考えるのに、「固定資産税」の支払いは念頭にありますでしょうか。
ギリギリの返済計画を立てると、固定資産税が払えない、と言う場合もありますので、しっかりとした知識が必要です。
・・・と言っても、新築のマンションは、中古と比べて非常に高いですよね。
その分、固定資産税の方は優遇されています。
ザックリ説明しますと、新築マンションを購入した場合、次の年から固定資産税がかかりますが、最初の5年間は建物にかかる固定資産税の金額が半分程度になります。
申告も不要ですので、何もしなくてもいいのです。
ですので、初年度などは、「新築でこの金額なら、これから下がる一方だし、思ったほどではないな」と、楽観視してしまうケースがあります。
しかし、これは全く逆です。
新築マンションにかかる固定資産税の知識で陥りやすい勘違いが、二つあります。
一つ目は、金額が優遇されるのは「最初の5年間だけ」と言う事。
ですので、6年目からは急激に金額が跳ね上がります。
6年目の固定資産税の納付書を見て驚愕した方は、そのあたりの知識を事前に身につけていなかったのかもしれません。
「6年目以降は、固定資産税減額の優遇がなくなるので、逆に高くなる」
と言うことを覚えておきましょう。
二つ目は、「マンションは、固定資産税が下がりにくい」と言う事です。
一戸建ては大抵木造ですが、木造の建物は、大体20年で減価償却されて、価値がゼロになります。
ですので、一戸建てに住んでいる方は、案外急激に固定資産税額が下がっていく印象があるのではないでしょうか。
しかし、マンションは鉄筋コンクリート造の為、減価償却されるまで50年かかるのです。
つまり、固定資産税は、50年かけて、ゆっくりと下がっていく、と言う事になります。
建物の作りがしっかりしていれば、それだけ価値も下がりにくいです。
「住める、住めない」は別にして、木造と鉄筋コンクリート造の資産価値は、それほど違うのです。
だからこそ、将来、例えば10年後、20年後の固定資産税額はいくらになっているのか計算して、ローンを組む必要があるでしょう。
Sponsord Link